歯並びだけじゃない!
骨格から整える小児矯正の新しい考え方

2025.07.11

小児矯正は、ただ歯並びを整えるだけではありません。

成長期の骨格を活かして「歯列の土台」からケアすることで、自然で健康的な笑顔をつくり、将来のトラブルを予防します。ここでは、その新しい考え方と主な治療法をご紹介します。

歯だけでなく“土台”にも目を向ける理由

成長期だからこそ活かせるアプローチとは

小児矯正では、ただ歯並びをきれいにするだけでなく、骨格やあごの発育もとても大切です。

特に成長期のお子さんは、骨がまだやわらかく発育の途中にあるため、この時期の矯正は効果が出やすくなります。

骨格まで配慮した矯正を行うことで、自然で健康的な成長をサポートでき、将来の歯や噛み合わせのトラブルを防ぐことにもつながります。

見た目だけでじゃない、機能面のメリットも

歯並びが整うと、見た目がきれいになるだけでなく、実は食べる・話す・呼吸するといった毎日の動きにも良い変化があらわれます。

正しいかみ合わせは、食事をしっかり噛めることや、はっきりとした発音、スムーズな鼻呼吸などにもつながります。

骨格から整える矯正は、こうしたお口まわりの機能を自然に育て、将来にわたって健康に過ごすための土台づくりにもつながります。

主な小児矯正の種類と特長

ワイヤー矯正・マウスピース矯正のポイント

ワイヤー矯正は、歯に小さなブラケット(固定するための部品)とワイヤーを装着し、理想の位置へと少しずつ歯を動かしていく方法です。

高い精度で、複雑な歯並びの矯正にも対応できるのが特徴です。

一方、マウスピース矯正は、透明な装置を使うため見た目が気になりにくく、取り外しも可能。お子さん本人の負担が少なく、多くの親御さんに選ばれています。
軽度〜中度の歯並びの矯正に向いています。

ただしどちらも、「後戻り」に注意が必要です。
マウスピース矯正は骨格にはアプローチしないため、保定(矯正後の維持処置)を行わないと歯が元の位置に戻りやすくなることがあります。
そのため、再治療が必要になるケースもあることを覚えておきましょう。

育成型(ランパ)矯正のしくみ

育成型矯正、特にランパ矯正(ランパ療法)は、お子さんの顎の成長をうながすことで、歯並びと骨格を同時に整える矯正方法です。

特別な装置を使用して顎の位置を調整し、歯や骨が理想の位置へと導かれていきます。

この方法は、成長期のお子さんに非常に効果的で、多くのケースで歯を抜かずに治療を進められるのも特徴です。
さらに、理想的な骨格を獲得できることで「後戻り」が少なく、再治療や保定の必要もほとんどないというメリットがあります。

それぞれの適応と向いているお子さん

骨格から整える“育成型矯正”とは

顎の発育をサポートする方法

育成型矯正では、お子さまの成長力を活かし、特別に設計された装置を用いて顎の発育をサポートします。歯並びだけでなく、顔全体のバランスにも働きかけることで、見た目の美しさとともに、健康的な機能の発達も後押しします。
自然な成長を導くこの矯正は、お子さまにとって身体への負担が少なく、将来の自信につながる笑顔づくりにもつながります。

当院が「ランパ療法だけ」を選んでいる理由

当院では、小児矯正のなかでも 「ランパ療法(ランパ矯正)」のみに特化し、他の矯正方法は行っておりません。
それは、成長期のお子さまの骨格の柔軟性を最大限に活かし、噛み合わせや歯列の土台から根本的に整えることができると考えているからです。

ランパ療法は、歯を抜かずに治療できる可能性が高く、また、姿勢や鼻呼吸、いびきといった全身の健康に関わる変化も見られることがあるなど、「一石二鳥」以上のメリットが期待できます。

当院では、お子さまの成長を自然に導きながら、見た目と機能の両面を整えるランパ療法を専門的に提供しています。
ご家族とともに、お子さまの健やかな未来を支えるお手伝いができれば幸いです。

まとめ

小児矯正治療では、歯並びの見た目だけでなく、骨格やあごの成長を含めたトータルな視点が大切です。
ワイヤー矯正、マウスピース矯正、育成型矯正など、さまざまな方法にはそれぞれの特長があります。お子さまに合った治療法を選ぶことで、将来の健康と美しい笑顔につながります。

当院の取り組み

おかむら小児歯科クリニックでは、小児矯正の中でも「ランパ療法(ランパ矯正)」のみに特化し、専門性の高い治療をご提供しています。
骨格から整える独自のアプローチにより、お子さまの成長を自然に導きながら、健康的な歯並びや噛み合わせを目指します。

スタッフ一同、ご家族に寄り添いながら治療を進めておりますので、少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

ランパ矯正(ランパ療法)とは

骨格のバランスを整えながら、顎の位置や歯列の土台を根本から改善するアプローチです。お子さまの成長を利用し、自然に正しい噛み合わせへと導きます。

当院の強み

ご家族へのフォロー体制

ランパ矯正(ランパ療法)は、歯並びだけでなく顔の骨格や呼吸機能にも良い影響を与える点が大きな特徴です。専門性の高いランパ療法を通じて、お子さまの健やかな成長をサポートいたします。

まずはお気軽にご相談ください。

おかむら小児歯科クリニック院長 岡村 航也
岡村 航也 おかむら小児歯科クリニック 院長

東京都大田区出身。東京医科歯科大学歯学部にて研修後、小児歯科学分野に所属。2011年に栃木県足利市で「おかむら小児歯科クリニック」を開業。以来、小児の歯科治療を専門に、地域の“ホームドクター”として多くの親子の診療に携わっている。「子ども自身が納得し、安心して治療に向き合えること」を大切にし、親御さまとの対話を通じた三者での治療方針の共有を重視している。また、初めての来院でも無理なく通えるように、子どものペースに寄り添った丁寧な診療を心がけている。RAMPA療法(顎顔面口腔育成)の専門知識も有し、国内外での研修を修了。現在は、RAMPA研究会(JARR)の理事としても活動中。【JARR:The Japan Association of RAMPA Research】

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